公益財団法人 隈科学技術・文化振興会
「文化芸術部門研究助成活動 応募要項」2025年度版
1研究助成の目的
公益財団法人隈科学技術・文化振興会(以下、隈財団)は、福岡県における地域振興のための人材育成に対して、さまざまな取り組みと成果をあげています。
https://kumafound.or.jp/about/
この度、今までの成果を踏まえた更なる福岡県における人材育成のため、新たに2025年から科学技術と文化芸術の振興を願い2つの支援活動をスタートします。
文化芸術振興のためには、
- 福岡から世界に通じる現代芸術を創造し、それを広く発信すること
- 次世代を担うアーティストたちに、成長やチャレンジを支えるネットワークを創出すること
- 福岡のアートシーンをより活性化し、クリエイティビティ(創造性)とチャレンジスピリッツが溢れる街づくりに寄与すること
これらを隈財団の新たなミッションとして助成活動に取り組みます。
2応募要件
- グループ(任意団体可。2人以上、個人参加は不可ですが、協力者がいる場合は可)とします。
応募代表者は、応募時点(2025年4月1日)で福岡県を活動拠点とする、50歳以下とします。 - 現代芸術に対して何らかのカタチで関わっていることが前提です。
※現代芸術とは、- 現代芸術は、現代社会における表現芸術全般を指します。
- 現代美術は主に20世紀後半(第2次世界対戦後)の美術を指しますが、このテーマでは美術作品だけでなく、音、パフォーマンス、映像、テキストなども含みます。
- 制作、発表という従来の展覧会やイベント運営以外の、リサーチ、アーカイブなども対象となります。
3助成対象分野
- 文化芸術分野
- 2025年助成対象となる文化芸術分野は、現代芸術に関するプロジェクトとします。
- ※今回助成対象となる現代芸術については、前項の応募要件に記しています。
4採択数
- 文化芸術分野(現代芸術に関するプロジェクト活動)
-
① 活動助成 AA 1プロジェクト 1年 500万円 ② 活動助成 AB 2プロジェクト 1年 300万円 ③ 活動助成 AC 3プロジェクト 1年 200万円
5助成金の使途
- 設備・備品費(プロジェクト遂行に必要な消耗品等を含む)
設備・備品:カメラ類、素材:画材等の購入、素材加工費:外注など - 発表関連費(発表を行う場合)
会場設営費、搬入搬出経費、告知物制作費:フライヤー、ポスターなど - 旅費:出張経費(交通費、宿泊費)の実費精算 ※原則、手当(日当)への充当は認められません
リサーチ用交通費・宿泊費など - 謝金(リサーチ先への謝礼、制作補助作業などの労役対価)
リサーチ先への謝礼、制作補助作業のアルバイト、展覧会を開催した場合の監視員謝礼
通訳・翻訳、リサーチに関するコーディネーターへの謝礼など
通信費、図書費、施設使用料、会議費、記録費(写真・動画)、記録集出版経費(編集・デザイン・印刷・関係者送付料)、事務局費など - その他
- ※原則、間接経費は10%以内とします。
間接経費については応募前に各所属機関のご担当者様にご確認、ご相談をお願いします。
6応募方法
指定応募用紙をダウンロードし、必要事項を日本語または英語で入力の上、データ応募してください。
応募用紙(doc)はこのページ下の「応募用紙ダウンロード」ボタンまたはトップページの「応募用紙ダウンロード」ボタンからダウンロードしてください。
データ応募以外での応募は無効となりますので、ご注意ください。
不明な点は、右上の「お問い合わせフォーム」よりお問い合わせください。
その他の添付資料
- 本プロジェクトを遂行するにあたり重要な関連事項のデジタル画像
(申請時から遡って5年以内の関連事項のデータを含む)
様式2に、タイトル、制作年、素材、手法、作品解説を記入し、応募者の番号を画像のファイル名にしてください。
作品は、5点まで、画像は、10点までとします。映像は、添付せず、インターネット上に公開または、保管されたアドレスをご記入ください。 - 応募用紙、添付資料合わせて20MB以下にしてください。
- 提出物は、内部資料として当財団で保管し、返却しません。
7選考日程
応募受付期間 | 2025年4月1日(火)から4月15日(火) |
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選考期間 選考段階でリモート面接をお願いする場合があります。 | 2025年5月1日(木)から6月2日(月) |
理事会承認 | 2025年6月上旬 |
採否通知 採択者には発表会への参加をお願いします。 | 2025年6月10日(火) |
発表会 発表会の会場は、博多駅周辺を予定しています。 | 2025年6月20日(金) |
8選考ポイント
選考方法としては、5名の各審査委員が、事前にデータによる選考を行い、上位2プロジェクトに対して5名の審査委員による総合評価を行います。場合によっては、上位プロジェクトの候補者には、5名の審査委員によるリモート面接をお願います。
その後、5名の最終審査会により、最終候補を選出し、審査委員長が最終決定します。
以下のポイントを評価基準として選考します。
- 現代の生活、社会、環境、または歴史や風土などへの新しい視点があること。
- グループでおこなう意義があること(役割分担、バランス)。
- 3年程度の経過で実績が見込めるもの。
- 福岡県や九州北部の地域性が何らか感じられること。
9研究助成金の会計処理
原則として、助成金を研究・活動者個人の口座へ振り込むことは出来ません。当財団が所属機関宛に寄付金として贈呈しますので、当財団の研究・活動助成の手引きと所属機関の研究・活動費使用規定に従って会計処理をお願いします。助成金を個人に振り込む場合には別途契約書を締結した後、振り込みます。
予算の変更、助成金への翌年度繰り越し、研究・活動終了時の残預金の取り扱いについては、研究・活動助成の手引きをご覧ください。
10採択後の提出物等
下記の書類のご提出をお願いします。
さらに、当財団の出版物へのご寄稿や、助成研究・活動、展示会でのプレゼンテーション、ご参加をお願いします。
- 振込依頼書:年度期首に提出をお願いします
- 予算申請書:年度期首に提出をお願いします
- 顔写真(電子ファイル):採択時に提出をお願いします
- 助成プロジェクト経過報告:年度末に提出をお願いします
- 最終報告書(決算報告書を含む):年度末の終了時に提出をお願いします
- 助成期間中のコミュニケーション:中間発表や当財団関係者の訪問等をお願いすることがあります
- 助成プロジェクト発表会:研究期間終了後の原則6月とします
- その他学術団体等の会合での発表:選考委員からの要請に基づいてお願いすることがあります、ご協力をお願いいたします。
11研究成果の扱い
当財団の助成研究・活動の成果については、積極的な研究発表や、口頭発表などをお願いします。展覧会・論文等での発表にあたり、当財団からの、研究・活動助成を受けた旨をお書き添えください。
研究・活動成果に基づいた特許または実用新案の出願に際して、当財団は権利を主張しません。
12問い合わせ先
応募や助成内容等についてのお問い合わせは、原則、Eメールにてお願いします。
公益財団法人 隈科学技術•文化振興会
支援活動事務局 大脇 建 kumafound@seibu-giken.co.jp
福岡県古賀市青柳3108-3 〒811-3134
tel:092-942-3511