公益財団法人 隈科学技術・文化振興会
「科学技術部門研究助成活動 応募要項」2025年度版
1研究助成の目的
公益財団法人隈科学技術・文化振興会(以下、隈財団)は、福岡県における地域振興のための人材育成に対して、さまざまな取り組みと成果をあげています。前身である一般財団法人隈科学技術・文化振興会は、2019年から2つの助成活動を行ってきました。ひとつは、地元福岡県内の科学分野に関する分野を専攻・研究している大学修士、博士課程学生育成に対する奨学金活動です。もうひとつは、日本の代表的な文化としての短歌活動支援育成のための筑紫歌壇賞です。2021年4月に公益認定をいただき、公益財団法人となりました。
この度、今までの成果を踏まえた更なる福岡県における人材育成のため新たに2025年から2部門の活動をスタートします。
ひとつは、福岡県から世界に羽ばたく科学技術プロジェクト研究活動支援です。
もうひとつは、福岡県における新たな文化振興として<現代芸術>を取り上げ、それらの活動を支援するものです。
今まで隈財団が行ってきた福岡県下の科学技術を研究する修士課程、博士課程学生への奨学金支援や、日本独自の短歌の育成支援に加えて、今後新しい2部門の助成活動を推進します。
2応募要件
- 個人または、団体グループとし、研究代表者は、応募時点(2025年4月1日)で福岡県を活動拠点とする大学及び国公立研究機関、民間研究機関の常勤の研究者で、50歳以下とします。
- 応募条件として、他の応募との重複は可能です。ただし、応募責任者は、その所属機関の許可が必要です。
3助成対象分野
- 科学技術分野
- 2025年助成対象となる科学技術分野は、1)環境・エネルギー 2)医療 3)半導体とします。
4採択数
- 科学技術分野
-
① 研究助成 SA 1研究 1年 2,000万円で3年間 ② 研究助成 SB 2研究 1年 1,000万円で3年間 ③ 研究助成 SC 3研究 1年 300万円で1年間(再応募可)
5助成金の使途
- 設備・備品費(プロジェクト遂行に必要な消耗品等を含む)
- 消耗品費
- 旅費:出張経費(交通費、宿泊費)の実費精算 ※原則、手当(日当)への充当は認められません
- 謝金(データ整理等のアルバイトなどの労役対価)
- その他(論文掲載経費・通信費・図書費・施設使用料・学会参加費・会議費など)
- ※原則、間接経費は10%以内とします。
間接経費については応募前に各所属機関のご担当者様にご確認、ご相談をお願いします。
6応募方法
指定応募用紙をダウンロードし、必要事項を日本語または英語で入力の上、データ応募してください。
応募用紙(doc)はこのページ下の「応募用紙ダウンロード」ボタンまたはトップページの「応募用紙ダウンロード」ボタンからダウンロードしてください。
応募データは10MB以下にしてください。
データ応募以外での応募は無効となりますので、ご注意ください。
不明な点は、右上の「お問い合わせフォーム」よりお問い合わせください。
7選考日程
応募受付期間 | 2025年4月1日(火)から4月15日(火) |
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第一次選考 | 2025年4月25日(金)から5月20日(火) |
最終選考 リモート面接を行う場合があります。 | 2025年5月20日(火)から6月5日(木) |
理事会承認 | 2025年6月上旬 |
採否通知 採択者には発表会への参加をお願いします。 | 2025年6月10日(火) |
発表会 発表会の会場は、博多駅周辺を予定しています。 | 2025年6月20日(金) |
8選考ポイント
- 「世界に活動領域を広げるプロジェクトで、公募時点で何らかの実績を持つこと」が前提です。
これらは、応募用紙に記入された研究計画、研究組織、今までの研究業績により判断します。 - 分野別に専門委員による新規性、独創性、これまでの研究実績、社会実装の可能性などの観点からそれぞれの項目をABC 3段階で評価し、総合評価をします。
総合評価の中から上位A.Bの対象候補者にリモート面接を行います。 - その結果を踏まえて最終審査会により選出し、審査委員長が決定します。
また、「世界に活動領域を広げるプロジェクトで、公募時点で何らかの実績を持つこと」が前提です。これらは、応募用紙に記入された研究計画、研究組織、今までの研究業績により判断します。
9研究助成金の会計処理
助成金を研究・活動者個人の口座へ振り込むことは出来ません。当財団が所属機関宛に寄付金として贈呈しますので、当財団の研究・活動助成の手引きと所属機関の研究・活動費使用規定に従って会計処理をお願いします。
予算の変更、助成金への翌年度繰り越し、研究・活動終了時の残預金の取り扱いについては、研究・活動助成の手引きをご覧ください。
10採択後の提出物等
下記の書類の提出をお願いします。
さらに、当財団の出版物へのご寄稿や、助成研究・活動、発表会でのプレゼンテーション、ご参加をお願いします。
- 振込依頼書:初年度期首に提出をお願いします。
- 予算申請書:毎年度期首に提出をお願いします。
- 顔写真(電子ファイル):採択時に提出をお願いします。
- 助成研究経過報告(兼 継続申請書):年度末の継続時に提出をお願いします。
- 決算報告書:年度末の継続時と終了時に提出をお願いします。
- 助成期間中のコミュニケーション:中間発表や当財団関係者の訪問等をお願いすることがあります。
- 助成研究成果報告:研究期間終了後の5月頃WEB入稿締切。10月頃より、当財団HP、冊子、J-STAGEで一般公開します。
- 助成研究発表会:研究期間終了後の原則6月とします。
- その他学術団体等の会合での発表:選考委員からの要請に基づいてお願いすることがあります。
11研究成果の扱い
当財団の助成研究・活動の成果については、積極的な研究発表や、口頭発表などをお願いします。論文発表等にあたり、当財団からの、研究・活動助成を受けた旨をお書き添えください。
研究・活動成果に基づいた特許または実用新案の出願に際して、当財団は権利を主張しません。
12問い合わせ先
応募や助成内容等についてのお問い合わせは、原則、Eメールにてお願いします。
公益財団法人 隈科学技術•文化振興会
支援活動事務局 大脇 建 kumafound@seibu-giken.co.jp
福岡県古賀市青柳3108-3 〒811-3134
tel:092-942-3511